不妊は恥ずかしい事じゃない

少し前にこんなお悩みを聞きました。

「不妊治療していることを誰にも言えない」
「職場になんて絶対言いたくない」
「でも仕事は辞めたくない」

不妊治療ってセンシティブなことだと思っている方多いのではないでしょうか。

私の不妊の原因は脳のホルモンを分泌する下垂体に腫瘍があることが原因なんですが、
これって自分ではどうしようもない事実です。

例えば子宮筋腫やチョコレート嚢胞、不育症、無精子症だって自分ではどうしようもないことがほとんどなのに、「性」と結び付くことだからか言いにくい風潮があるのかもしれません。

少し前に子供の頃から「性教育は大事」という事を巷で聞いたことがあって、
時代の流れは変わって来るのかもと思っていたけれど、
そんなに変わっていないように感じます。
まだまだ「恥ずかしいこと」と認識している人は多いのではないでしょうか。

でも事実は

[子供を授かりたいと思っていること]
[不妊の原因は自分ではどうしようもできないこと]
[仕事をする権利だってあるということ]

この事実だけを見ればそんなに恥ずかしいことでもないと気が付きます。

例えは職場の上司に伝える時でも「わかって欲しい」「わかってくれるはず」
という期待をしないことです。相手が思って通りの反応をしてくれるとは限りません。

伝えた相手は不妊治療に関して知識がないだけなのです。
自分の気持ちを正直に話したら「聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持ちましょう。

また職場で不妊治療を受け入れてくれた時、上司や同僚、会社に貢献する気持ちで
日々の業務に取り組んでみると周りも認めてくれるはずです。